Colorful Days

Peter JonesのCafe

天気がいい日は眺めのいい場所へ。
私が知ってる中でロンドンで一番いい景色が見れるCafe。
スローンスクエアにあるデパートPeterJones６階にて。





フードはまあまあですが、素敵なイギリスマダムを観察出来ます。余裕がある感じ方々がとても素敵。
Tは昼寝中。本当はこの後3時からChealsea Town Hallでのアンティークフェアーで寝てほしかったのだけど、うまくいかず。アンティークフェアーは15分で退散。バギー押し押し、色々頑張ってます。

春近し？

今年ももうそろそろかなと思っていたら、すでに公園には元気な黄色い水仙が。この寒さも後少しかな。



まだまだ寒いロンドン。寒くてもTは外に行って走り回るのが大好き。すっかり忘れていたけれど、ちょうど一年前に、初めて一歩歩いたよ～と私が日本の親に連絡したそう。今じゃ追いかけるのも大変。
（TO はっしー、頂いた3歳児用のコート、既にパツパツで、この冬活躍してるよ。ありがとう。）



この日は雛祭り。何も予定がなかったけれど、ふと気になってたチョコレート屋さんCocomayaへ。
感じのよい店員さんが、色々お試しに食べさせてくれたフレッシュで美味しいチョコ。選ぶのも楽しくなるようなお店。チョコ好きの友人宅へのお土産を購入。







隣のベーカリー＆カフェでちょっとお茶を。Tは持ってきたスムージーでご機嫌。







バラ型のはちみつケーキはかなり甘めだけど、また買いに来たいお味。美味しいと聞いてきたバニラチーズケーキは濃厚なのがお好きな方に。パンも美味しかったので、もうちょっと暖かくなったらパン買って近くのハイドパークにお散歩もよさそう。

・・・長い間ほったらかしのブログでしたが、備忘録にまた頑張ります。

COLUMBIA ROAD FLOWER MARKET

翌日も一人でお散歩。日曜のマーケットと言えば、コロンビアロードの花マーケットが有名。春が待ち遠しいので、部屋が明るくなるような切花を見つけに。ロンドンの東部Liverpool Streetの駅からバスで10分程度。家からも1時間もしないで到着。


　切花も鉢植えも、お店で買うより全然お安い。


　着いたのはマーケット終わりかけの2時近く。どのお店も最後の大売出しの時間。欲しかったカラフルなアネモネ、2束で£５！嬉しいな。


　マーケットの周辺はギャラリーやcafé、子ども服に


お菓子屋さん、古着屋、


アンティークショップ（かわいいセレクト且つリーズナブルでお勧め）などなど思わず足を止めてドアを開けてしまうお店が沢山。


なので、歩いている人も素敵な方多し。花を片手にお買い物。


ここは通る人がみんな足を止めていた切り絵作家のライアンさんのギャラリー。愛らしい作品が沢山並んでた。


お腹がすいたので、Café Columbiaにて、


名物？のSuper Filled Breakfast Bagleを。ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ入り。
朝ごはん食べてなかったし、と言い訳。
それにしてもだんだん肉食になってきた。お腹の子が欲しているとしか思えない～。

Christmas @ London

　雨が降ったけれど比較的暖かかったクリスマス当日。街中のお店も交通機関も全てお休み、家で家族と過ごす日。昨晩の残りのチキンやケーキを食べながら我が家も一日家でゆっくり。

　昨日のイブも暖かかったので、夕方St.Paul寺院の聖歌隊でも聴きに行こうかと外出したけれど、満員で入れず残念。みんな考えることは同じよう。でも立派なツリーを楽しめた。

　

　気を取り直してロンドンのクリスマスを楽しみに軽く散歩。Tate Modern Museumに続くミレニアムブリッジから見るとこんな感じ。





　遠くタワーブリッジもきれい。










　トラファルガースクエアのツリーはスリムな姿。
















　道々の飾りつけも、想像よりずっと地味なロンドン。こちらRegent St。何でしょうコレは。分子の集合体みたい。










　　二階建てバスの上から見る街は、ラストクリスマスショッピングにすごい人出でとても賑やか。Happy Holiday、我が家も近所のPubでビールで乾杯。
　　

Billingsgate Fish Market

　先日ロンドンに赴任してきたFの学生時代の後輩、O家からのお誘い。

O「今度は我が家でランチでもどうですか？うちの目の前が魚市場なんで新鮮な魚貝類が買えるんですよ。何か希望があれば買っておきますんで。」
F「いやいやいや、その魚市場に行きたいから。是非連れていってくれ。」
O「じゃ、朝6時には良いものはなくなっちゃうので5時半市場集合で」
F「・・・、おぉわかったよ」


　と言う事で、土曜日朝4時起きでロンドン東部のCanary WharfにあるBillingsgate Market ﾋﾞﾘﾝｸﾞｽｹﾞｲﾄﾏｰｹｯﾄに行ってきた。
　Canary Wharfは港湾の再開発地域で、主に米系の企業が入った高層ビルが立ち並び、Cityに次ぐロンドンの新しい金融の中心地になっている。そんな中、早朝大賑わいの魚市場。

　ロンドンのレストラン等はもちろんのこと、日系のお刺身を売っている魚屋もここで仕入れるという築地のような場所。土曜日は一般客も加わって6時前なのに、駐車場は空きを見つけるのが難しいほど混雑していた。

　肉々文化のイギリス、スーパーでも魚売り場は肉売り場の1/5位。日本のように新鮮な魚はなかなか手に入らないし種類も少ないので、魚料理のﾚﾊﾟｰﾄﾘｰはかなり限られていたけれど、ここに来たら何でも好きなものが買えるはず！


　さぁて、張り切って買いましょう～と意気込むものの、場所の雰囲気に圧倒されてしまってなかなか買えず。






　人を掻き分け掻き分け・・・

　迫力あるなぁ・・・。



















　色々な魚が入った箱が並んでる。






















　うーむ、この魚は何？よくよく考えたら、普段切り身でしか買わないような大きな魚は、見ても何のお魚かわからない。
　というか一匹買っても裁ける腕と包丁を持ってない。













　この平目の上に見えるのはサメかな。こちらはサメの一種がよく食べられるよう。前によく判らずレストランで選んでしまって気持ち悪くなった思い出が・・・。





　おぉ活きの良さそうなこちらはアジ。お魚は基本的に箱買い。一箱買ってもねぇ・・。O家が前に買ったときには35匹以上入っていたとか。














　タコに墨だらけのイカ。











　エビちゃんはいろんなお店で沢山売っていた。










　冷凍ものを扱うところが結構多い。一般客向けなのか冷凍ものを解凍して量り売りにしているお店もいくつかあった。

　結局この日のお買い上げは鮭半身、サーモン、量り売りのイカ＆エビと何だかとっても無難なものだけになってしまった。次回は狙いを定めて友人と山分けして買いに行かなくちゃ。その前に魚の名前をもっと覚えないと・・・。

　その後O家で早速鮭のちゃんちゃん焼きとエビの塩焼きの朝ごはんを頂いた。美味しいねぇと舌鼓。朝７時にお客様な私達。すみません。



　帰り道に大好きなBrick Laneのベーグル屋さんに寄り道。

　


















　安くて美味しいベーグル、２ダースお買い上げ。お会計、￡4.8！いつの間に値上げされていた。前まで１つ確か15pだったのに。美味しいからきっとまた買ってしまうけれど何だか残念。
　ここのベーグルは何個でも食べられるような気がするけれど、この日食べたのは２人で７個。２ダースなんてすぐ食べちゃいますよ。

バス停にて

今朝の一枚。
ロンドンも紅葉がきれいな時期。赤く色づく木は少ないけれど、黄色い木の葉が舞っている。
寒くても芝が青々しているのが日本と違うかな。
朝の空が気持ちいいと、気分が良くなるのはどこでも一緒。

衛兵交代・・・

　幸い、日本からの家族・友人が多くやってくるのでホームシックになる暇がないほど。そんなお客様が来るのは、いつもよりちょっと贅沢な食材を買ったり、小洒落たレストランに行くいい機会にもなる。逆に自分には縁のなかったところを訪れるきっかけにもなったり。

　　そんなわけで、10月のある日に日本からの友人とバッキンガム宮殿の近衛兵交代を観に行ってきた。全く興味がなかったけれど、こんなに人気だということは何か理由があるのかも。


　ちょっと早めに着いた私達、道路側一番前で待機。30分以上待って待って足が冷えたころに音楽が聞こえてきてまずやってきたのが、音楽隊。


　熊皮の帽子、かぶってますね。









　マーチなど演奏していてずれ落ちたりしないのかな。




















　そして兵隊、日本人は履けないような赤ラインのズボンで行進。地味な格好だから予備の部隊に違いない。
















　続いて、騎馬隊もやってきた。すごいの被ってますね、よく見ると。それにしてもどれも美しい馬。





　実はそれぞれやって来るまでに10分程度間隔がある。なんで一緒に来てくれないのかな。分かれてやってくる必要性がわからないぞ。



　宮殿の前庭では音楽隊がイパネマの娘など馴染みある曲を演奏し続けている。
　なかなか来ない、肝心の衛兵。そこに交通整理や警護の警察官がもう何も来ないと話しているのを耳にする。え？これでおしまい？衛兵は？











　

　と思っている間にやってきた音楽隊も









赤ラインズボン隊も帰ってしまった。宮殿内は見えない位置にいたので一体彼らが何をしていたのかもわからず、大体衛兵がどれだかもよくわからず終わってしまった・・・。


音楽隊最後尾のちびっ子が何なのかも気になったまま・・・。








バッキンガム宮殿はお隣のグリーンパークという公園がとてもいい雰囲気。新緑の春も、木の葉舞う秋も本当に美しい。
　友人と寒かったねぇとつぶやきながら歩いた、地下鉄の駅まで公園を横切る数分の道がやっぱり一番かな。





おもちゃの兵隊のチャチャチャが見られると思ったのにねぇ。こんなイメージの。




　実は日本からの来客が続いただけではなくて、ｾﾝﾄﾗﾙﾋｰﾃｨﾝｸﾞが全く使えなかった10月。寒くて心も縮こまっていました。やっと先週末に直って快適な生活に戻ったので、今月はBlogも頑張って更新しなくては！

Open House 2日目 The Barbican Centre

　病院を堪能して時間切れ、だったのだが、すぐ側にバービカンセンターがあったので外観だけでもと思って見てきた。


　金融街Cityの近くに、ホール、シアター、シネマ、ギャラリーなど色んな文化センターと周囲の高層住宅が一緒に開発された地域。










　1982年の完成。コンクリート打ちっぱなしの箱が沢山あって、何だかとても懐かしい感覚に・・。日本にもあったな、コンクリートの箱。




　Bのデザインが、いかにもって感じのBarbican Centre、実はこれが2007年のRIBA(王立英国建築家協会)Awardsを受賞したLondon地区の20棟のうちの一つだったのだ。もちろん新しく建てられたのではなく、その迷路のような建物のナビゲーション部分の手直しが評価されてのもの。
　ライトやコンクリートなら変え放題の色や大きなグラフィックを使って、でもオリジナルを尊重した形でわかりやすくなったらしい。



外を歩いているだけじゃ
わからなかったけれど・・。


















　

　フラット、とてもお高いと聞いた。Londonはどこも高いけれどね。






　駅までの道はガラス張りのビルがとても目に付いた。地震の心配がないから？

　でも有名なガーキンは構造上無理があって既にガラスにヒビが入っていると聞いたぞ。















　2日間のOpen House、ちょっと消化不良だったけれど最後に建築散歩出来てよかった。

　この面白いイベント、全て無料。是非東京も真似して欲しい~。

Open House ２日目 St. Bartholomew’s Hospital

　
　Fが一足先に帰宅後、もうちょっと楽しみたい私が一人で向かったのは・・・


　こんな素晴らしい壁画（18世紀の有名な風刺画家ウイリアム・ホーガス作）があり、















　ヘンリー8世の肖像画（模写）もある、




















　ミュージアムが併設された聖バーソロミュー病院、
　通称Barts バーツ。


　18世紀の建物に現代の医療設備、その歴史ある特色に調和した現代アート、
　












　というカタログの文句に惹かれて行ってみたら、1123年から続く由緒ある大きな病院だった。





　公開されていたのはミュージアムとBreast care centre乳がんの外来患者専用の病棟。

　思えば、この国に来て病院に入ったのは初めてかも。
　今まで大きな患いがなかったことに感謝。

　この病院は実はNHSと言われる国立の病院。NHSと言えばまず電話予約し、約1週間後の予約のとれた時間にやっと病院に行き、更に待たされ、あまり良い治療を受けられないばかりか院内感染する可能性が高い、というイメージだったのだか、何と素敵なんでしょ。






　乳がんというデリケートな病気にまるまる一棟使う心意気に拍手。
　ベット数は400弱、癌と心臓病と消化器官の病気に対して強く、小児科も国内で有数とのこと。

　各階の待合室はそれぞれ別のアーティストが手がけ、カラフルなイメージ。
　この北欧的な待合室、いいですねぇ。

　あれ、天井には・・







　良く見ると食器やカラトリー！











　診察室前は落ち着いていて、窓からの光が優しくあたたかい。








　大きな窓からは緑も見える。
















　壁にはほっとする絵が飾られている。



　素敵だったのは、ごく普通の家の様子を描いた静物画。




　　　　　家っていいなぁ、家族っていいなぁ。


　この絵を誰がどんな気持ちで見るのかよく考えられて描かれたシリーズ。




　この病院、アートが患者に与える影響について調査もしているらしい。

　アートというと大げさだけれど、色んな人が知恵を出し合って、病院が患者の気持ちを和ませる空間になるのは素敵なことだと思う。

　そうすると工事中もこんな感じ。










　


　看板もいいデザインなわけです。

Open House 2日目 New West End Synagogue

　Open House、1日目はあまり廻れなかったので2日目は頑張るぞ、と思っていたのに初っ端から電車を乗り間違え、一番最初に行く予定だったレストランのルーフガーデンを見逃す。屋上庭園、大好きなのに。水はけの問題とか古いこの国の建物で、どうなっているのか知りたいわ～。それにしても9時から10時45分までなんて公開時間短かすぎ！いつか食べに行ってやる～。（この日にじゃランチ食べようと思って行ったら、予約してから出直してと入り口のガードマンに言われてしまったのだ）
http://www.roofgardens.com/home_html/

　
　
　気を取り直して向かった先は、その近くにあった昨日に引き続き普段は入りにくいところ、シナゴーグ。ユダヤ教の会堂。思うにユダヤ教は自分達の民族のための宗教だし、宣教活動などしていないように思うのでその会堂に入るチャンスも少ないんじゃないかな。





　High Street Kensington近くのNew West End Synagogueはまたまた大理石の敷き詰められたゴージャスな会堂だった。
　何でもロスチャイルドともう一人国会議員か何かのお金持ち2人が作ったものだとか。こんなに豪華なシナゴーグは珍しく、それぞれのシナゴーグによって内装もまちまちなんだそう。





　


　カラフルな　バラ窓、ステンドグラスもとてもきれい。
　
















　
　縦長の窓は左右の壁に５つづつあるのだが、その昔この窓の数でユダヤ教の人達はあれがシナゴーグだと認識していたのだという。



　

　外観もそうだが内観も基本はキリスト教の教会に似ている。2階建ての1階は男性用、2階は女性用の席だという。分かれて座る理由は色々あるけれど、男性が祈りに集中できるように等イスラム教と同じだったのはびっくり。












　

　ユダヤ教の経典は、キリスト教の聖書の半分、旧約聖書部分だけ。こんな大きな巻物にヘブライ語で手書きで書かれているのを、礼拝時に読み上げるのだそう。
　個人が持っている聖書にはヘブライ語が右ページに、英語が左ページに書かれていた。


　ユダヤ教は偶像礼拝をしないので、カソリックならばキリスト像がありそうな一番奥の場所にこの手書きの巻物状聖書が沢山陳列していた。どれも信者からの寄付で外側の袋に名前等の大きく刺繍が。

　昨日のフリーメイソンに続き、こちらもWelcomeな雰囲気。写真もご自由に、と言われるのでパシャパシャ撮ってしまった。見学者も多く、係りの人達がにこやかに建物の歴史や礼拝や結婚式の様子等々教えてくれる。ユダヤ教といえば、もみあげを剃らず、黒いロングコートのような衣装を着、頭に小さな帽子をちょこんと乗っけた男性のイメージばかりで一体どんな宗教なのか考えたこともなかったけれど、元はといえば、キリスト教もイスラム教もユダヤ教の経典から発展していったものだから、似ていて当たり前というかこちらが本家なのだろう。
　ユダヤ教も色々な宗派に分かれているらしく、このシナゴーグは黒い衣装の男性はいなかったし、女性が積極的に案内してくれた。
　ちなみに他宗教からユダヤ教にも改宗出来るのだそう。とっても大変だけどね、と教えてくれた。

　自分の知らない世界は沢山あるのだなと本当に思う。知らないことはそのまま恐怖や嫌悪感につながりやすいけれど、食わず嫌いと一緒で見てみるとこんなものかと自分なりに許容できてしまうものだ。シナゴーグの見学も単なる好奇心だったけれど建物の素晴らしさももちろんだが、ユダヤ教に触れることが出来たこと、実際ユダヤ教の人と会話出来たのは貴重な体験だった。話を聞きながら、ユダヤの人の顔ってこんな造作なのねとじっと見てしまったので説明してくれた女性は変に思っていたかもな～。